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「姉ちゃん、もうそろそろ家帰ったらどうなんや?ずっとここで待ってたやんか」


遊園地の周りを掃除するおじさんが、あたしにミルクティーを渡してきた。




「…ありがとうございます…。
でももう少し、待ってみます…」


もう少しで、淨弥帰ってくるかもしれないもん。


正直心はもう、ボロボロだけどね…。



ずっと泣いてたら、目が痛くなってきた。




おじさんから渡された缶のミルクティーを目にあてて冷やした。