椎、戻ってきたかな…。 自分達の部屋に行くのがなんとなく嫌で、ヒロの部屋に行くことにした。 部屋をノックすると、 「どちら様ですかー?」 出てきたのは唯抖だった。 「あっ、淨弥」 「…ん」 お邪魔しますって言いながら部屋に入ると、携帯をいじってたヒロが布団の上に座ってた。 「おぉっ淨弥っ。 あれお前、椎榎と一緒じゃねぇの?」 ヒロは俺を見て驚く。 「…あぁ。…なにやってんの二人で」 俺はそう言って、ヒロの隣に座る。