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*淨弥side*
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「……。」
椎からの電話だ。
少し迷って、転送ボタンを押した。
今、電車の中。
ホテルに帰ってる途中。
きっと、椎と隼人は、俺を気にせず、楽しく遊んでるんだろうな……。
「……。」
下唇をぎゅっと噛み、目を閉じた。
……あんな椎、初めて見た。
俺と一緒に居るとき、あんなふうに笑ったこと、なかった。
“〇〇駅でございます……”
電車を降りて、駅のトイレに入った。
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