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*佐田先生side*
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部屋に戻って、ベッドに体をあずける。



ネクタイを取って、ソファーの方へ投げる。




「……あーあ」


…めんどくせぇなぁ。
あの関西弁少年。




「…なにがあんたも好きやろだよ」


………好きで、
………わりぃかよ…。





…先生と生徒とか
…年の差とか


世間の目とか
周りの奴らとか



なにもかも
気にせず居られたら



…今頃
俺は好きな女を自分のものにできたのかな