「だよね…。もうすでに彼女持ちとか?」


…えっ?




「いや、フリーだって言ってたよ。でもさ、好きな人は居そうだよね」


…へぇー…。


コップの中にオレンジジュースを入れながら、
隼人に彼女が居ないことにびっくりするあたし。




「どうだろっ。隼人君って謎が多いよね」


「だよねーっ」


女子二人は通りすぎて、あたしはさっきの会話を思い出す。




「…同じ学校の人から見ても、謎かぁ…」


隼人って、
いったいなんだろうな。




「…同じ地球人だと思えないんだよねあいつ」