簡単に、そういうことしたくない気がする。 椎を傷つきたくないし、 本気で大切にしたいから。 「…ばーかッ♪」 起き上がって、椎の唇に軽くチュッとした。 あ、そういえば。 明日、自由行動だったな。 姫を、どこに連れてこうかな…。 「……あ」 あそこだ。 椎、ああいうの好きそうだし。 「…おやすみ、椎」 明日が、楽しみだ。 ――――――――― *淨弥side*おわり ―――――――――