「…椎のことが全部知りたい。
体も、心も、…出す声も」


甘い声が、あたしをとろけさせる。




ゆっくり、近づいてくる淨弥の顔。


あたしはそれを受け入れようと、目をゆっくり閉じた。




トントン


「夜の見回りに来ました。ドア開けますよ」

「!!」


佐田先生の声だ!!




「淨弥ッ「気にすんな。俺に集中しろ」


「でっ、でもっ…」


こんなの、佐田先生に見られたら、

恥ずかしいよ……!!




ガチャ


「そろそろ寝る時間…っと」