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*淨弥side*
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「……。」


どうすればいいかを、考えていた。




「…絶対ダメだ」


椎がほかの男と4泊するなんて、

考えるだけで狂いそう。




窓から見える月を、ベッドに座りながら眺める。




「…ばか」


本当、
…分かってねぇ。




「……ったく…」


俺は携帯を取って、アドレス帳を開く。


そして耳にあて、電話に出るのを待った。




『は、はいっ!!』


「…クスッ。出るのはや」