「…今日の夜」 「え?」 宇津井は箸を置いて、 「淨弥と、ちゃんと話しあえよ?」 と真顔で言ってきた。 「……。」 ……そっか。 話しあわなきゃ…。 「ほら、あいつ、クールだし、あんまし、顔に表情とか出さないタイプだからさ…、 何考えてんのかも、意味不明だし…」 宇津井は頭を掻いて、言葉を続けた。 「んだから、あいつとうまくやっていくためには、 …全部、てか、本音とか、考えたことを言うしかないと思うんだよね」