―――――――……… ――――――……… 「あれ、椎榎、全然食ってねぇじゃん」」 ……夕飯中です。 宇津井は不思議そうにあたしを見る。 「椎榎が食欲ないとか…。明日は雪が降るな」 宇津井はガハハっと笑いながら、あたしの肩を叩く。 「ちょっと、それどういう意味だよ」 いつもそんなに食べてた?あたし。(←うん、食べてた) 「なんかあったのか?」 「…別に…」 ただ…、 なんだか隼人がみょうに気になって、食欲が出ないの。