あぁ……。
めまいがする。
あたくし大谷椎榎は
ついに天国へ旅立つようです。
え?
なんでかって?
いやいや、笑。
だってさ?
修学旅行の寝る部屋少ないから、
あたしはあいつらの誰かと一緒の部屋に泊まらなきゃいけないんだよ!?
「…ありえねぇ……」
白目剥いて死にそうだわあたし。
「…か、椎榎!」
「……え?」
「あ、戻った。
てかお前、なんでこの世が終わりそうな顔してんだよ?」
宇津井はクスクス笑いながらあたしを見る。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…