「残酷……か。
確かに、そうかもな…。
美波はさ、神様って信じてんの?」
「ん〜
私は信じてない。
だって、キライなんだもん……。」
だってさ………
今でも、海斗を連れていこうとしてる。
二度と逢えない世界へ………
私の大切な人を、
殺そうとしてるんだもん。
「何で?」
「だって……
私の大切な人を奪おうとしてるから………」
だって普通、イヤでしょ?
永遠に逢えなくなるなんて………
私だったら絶対たえられない。
「美波……」
「ねぇ、海斗…?
私、海斗がいなくなったらどうなるんだろ…。」
たった1人の
愛しくて仕方のない人がいなくなって
私はどうなるんだろう……――――