少しずつ視線を落とす佐藤 なつき




「ぅん・・・あ。なつきでいいから」



「あたしも空でいい」



なつきは嬉しそうに笑った










――病院――




なつき・・・
たとえ
他人でも
やっぱり・・・



気になっちゃうんだ




「空・・・」



「ぁ・・・」




「あたし・・・おろそうかな・・・」



「え!!なんでょ」



「だって・・・っ」



「不安なのはわかるけど」



「生んだあとどうするの?頼れる人いないんだよ?それにあんな男たちの子供・・・愛せる自身ない・・・」




「そうだね・・・子供がかわいそうだもん。」





「鷹くんっ・・・ひんっ・・・・」