「バイバイ!お姉ちゃん」 「バイバイ?」 「ありがとな」 手を振ると、嬉しそうに手を振り返してきた。 あたしは、2人の姿が見えなくなると家に向かって歩き出した。 もう暗くなってる。 時間は8時くらい.... 家の近く 暗くて、やっぱり見慣れた景色でも怖い。 すると、だんだんとあたしに近づいてくる人影が見えた。 んん??? 那智...?? 「花乃っ」 慌てた様な怒ったような、泣きそうな声。