なんてプラス思考に考えてばかりで
この美容師さんの腕を まったくと言っていいほど心配してなかった自分・・・

そして、悲劇は起きた。

テンポ良く切っていた髪は
どんどん短くなり・・・・

切っていた人は 半泣き・・・

そして店を勢い良く飛び出して行った・・・

周りの人たちは
ただただ、唖然として
私は 中途半端に切られた
鏡に写る自分の姿を眺め
この状態から どうすればいいんだろうと
呆然とする・・・・

試験の合否をする人が
誰かに電話をし、私の置かれた立場を説明している。

それから数分後
現れたのは
輝樹のお母さんだったのだ。


中途半端に切られた髪を
きれいにアレンジして
色まで入れてもらい
この今の状態になった。

と、美香に説明すると

「春菜って・・・・・
何で そんな変な人に
捕まるの?
っていうか 簡単に
信用しすぎだってば!」

なんて怒られてしまった・・・

自分でも分かってるんだけどな・・・

言いたい事を言える人間になりたい。

そうは思っていても
現実では
こうして バカな行動ばかりしてしまう。