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「そうだな・・・
春菜は どうしたい?
別れたいか?」

別れたいなんて・・・
分からない・・・
でも、好きすぎて苦しい・・
嫉妬で狂いそうになる。

別れたら楽になるかもしれないのに
気持ちはついていかない・・・

思わず
首を横に振った。

「そうか。でもな、
約束は約束だしな・・・
まぁ、春菜も約束破ったけど
俺も 同じようなもんだし。
ひとまず、ちょっと
距離おくか。」

「距離って・・・?」

実質的に別れを意味してるんだろうか・・・

「冷却期間ってやつ」

「元に戻れるの・・・?」

「んー、どうだろうな。」

「いやだよ・・・・
戻れるか分かんないって
別れるのと同じじゃん・・・」

「まぁ、そういう事になるけど
仕方ねぇだろ?
春菜は 俺の浮気が許せない。
俺は 春菜が ホイホイ他の男についていくのが気に入らない。
このまま一緒にいて
うまくいくと思うか?」

「・・・っでも、
いやだよ・・・
別れたくないよ・・・」

必死になると
思わず 涙がでそうになる。

でも、
輝樹の前では
絶対に泣かない。

そう決めていたから・・・

ぐっと唇をかみしめながら
必死で 泣かないように踏ん張る。