そのまま輝樹の番号を消す事なんてできず・・・

前と同じように 逃げるように
電源を落とした・・・

ベッドに横になると
わけのわからない涙が
流れ続け

もう、終わったんだ。

そう思えば思うほど

これで良かったのか
ますます分からなくなる。


こういう時は

悲劇のヒロインになったように
いろんな思いを錯綜させながら
ただ、泣けばいい・・・

泣いて、泣いて

眠れば・・・

きっと、大丈夫。


叩くような度胸があるんだもん。

すぐ立ち直れる。

輝樹と出会う前の
自分に戻ればいい。

そして、今度は

きちんと・・・

ちゃんと恋愛するんだ。

私なら きっと大丈夫。