「どうかしたの?」

「輝樹の声がしたから・・・」

「あぁー・・・そか、
今 何か 話し合い?みたいなのしてるから
終わるまで 俺の相手して?」

「え、いえ・・・あの
じゃ、輝樹の部屋で待つことにします・・」

「だーめ!そんな逃げなくても
もう食ったりしないからさ。
ね・・・?ほら、
座って。」


肩を後ろから掴まれるように
ソファーに座らされた。

何もされてないのに
逃げるわけにもいかないし・・・

会話も・・・・

何話せばいいのか
分かんないし・・・・

「春菜ちゃん、いつから来てたの?」

「朝・・・?からだけど
寝ちゃって・・・・
今起きたら 誰もいなかったから」

「あ~、どうりで
春菜ちゃん見かけなかったわけだ。
なるほどね・・・・」

「えっと・・・話し合いって、どんな話し合い・・?」

「んー?あぁ、輝樹?
話し合いっていうか
自分のまいた種だしね~
まぁ、そのうち
春菜ちゃんにも話すんじゃない?」

雑誌の間違い探しをしながら
意味深な事を
普通に話すけど・・・

深刻なのか、
別にたいした事じゃないのか
全然分からない。