「何か 今夜は
いい男全然いないね~
春菜は誰か狙い目の男いた?」

「ん~ん・・・いない。
私の好みじゃない人ばっか・・」

「春菜の場合 理想高すぎなんだって!
ほら、誰だっけ。
先々週知り合った・・・
春菜が そっこー番号教えた黒髪くん」

「あ~・・・雄介くん?」

「そうそう、結局
やらせなかったら
連絡こなくなったんでしょ?」

「うん、かけても完全シカトされてる。
結局 やらせてくれる女しか
眼中にないって事だったね。
あぁ~!こう・・・
高校生みたいな 清い恋愛みたいなの
してみたいなぁ・・・」

「あははは、何言ってんの~
ナンパ待ちしてる女に
清い交際を求めてくる男が
いると思うの~?」


・・・・たしかに。


こんな所にいる女は
お手軽にやらせてくれるかな程度にしか思われてないんだろうな。

ただ 出会いを求めてるだけなのに
ガードが固いと
すぐ相手にされなくなる。

私も美香も
ここで知り合った男に
何度 傷つけられただろう。

その度に
今度こそ 本気の恋愛するんだ。
なんて思い続けて

今に至る・・・・

こんな所で出会った男と
本気の恋愛なんてできるはずないのに。

懲りない女2人・・

彼氏ができても
数週間後・・・長くて1ヶ月後には
ここに座る羽目になる。

結局・・・・
身体の関係を拒否するのも
ここの男にとっては
1ヶ月が限界って事なんだろう。