「さてと・・・・
まぁ、美香たちは いつもの事だけど・・・
久保先輩、どうします?」

「あ~・・・そうだな、
俺ん家まで送ってくれるか?」

「もちろんいいですよ。
・・・春菜ちゃんもですか?」

「・・・春菜は
春菜の家に送って行ってやって?」

「わっかりました・・」


・・・・何か

保護された少女みたいな扱いが
すっごく嫌だし・・・

ううん、何より
輝樹と一緒にいたかった。


・・・でも、

今夜は おとなしく
さっさと自分の家に帰れって事なんだよね・・

分かってる。

分かってる・・・けど、

好きって言ってくれた事が
だんだん・・・・

聞き間違いだったんじゃないかって、空想の世界だったんじゃないかって思えてくる。

そんな事を
一人で思いながら・・・


輝樹は自分の家へ帰って行った。


・・・そして残された私は、






なぜか、いとこくんの部屋にいる。