「櫻田く-ん
ここわかんないの…
教えてくれない?」


騒がしい中突然佑の横にやって来てかわいこぶりながら上目使いをして勉強教えてなんて言ってきた女。





見え見えの嘘ついてんじゃねぇよ…


香水臭いし…
どんだけ必死なんだよ。







「何?なんか文句ある?神楽坂さん?」





どうやら不機嫌なのが顔に出てたらしく鋭い目つきで睨まれてしまった。



おぉ怖ッ
でも佑がそこにいんのにいいのかな-…?







「別に…てゆぅか香水臭いんでどいてクダサイ
鼻もげるわ
つか…う○こっぼい香りするよ」






無表情でそう言ってやると女子達は舌打ちをして去って行った。




さすがにう○こはひどかったかな?







「ぶッ…おま…う○こって……
絶対女じゃねぇだろ」







いきなり口をおさえ笑い出した佑。
殴っていいですか?
このヤロー!!





「亜希ちゃん…
やっぱり男の子だったの?」




Σ君まで何言ってんの-!?





でも真剣な表情でそんなことを言ってのける美樹を見たら文句なんか言えなかった。





「でもねぇ…あんたはさっき人の胸掴んでたし美樹は一緒にお風呂入ったことあるでしょ!!」