とりあえず席に座ると佑と目があった。





「また遅刻かよ」


「あんたがちゃんと起こさないからでしょ」



「よく言うよ
ブラ丸出しで寝てたくせに」






ニヤッと笑いあろうことか人の胸を掴んできた。





「な…何すんじゃ変態エロ男-!!!」





勢い良く立ち上がり佑の胸倉を掴むとみんなが騒ぎ出した。






「またやってるよ-」



「最悪だよね
ブスが櫻田くんに近づいてんじゃないっつ-の」







所々女子のひがみが入っているがあたしは気にしない。







「何ってお前が触ってほしそうな顔してたから?」




「してねぇよ!」

鋭いツッコミをヒットさせると女子からは悲鳴、
男子からは口笛が聞こえた。





「昔の…昔の佑を返せ!
この変態!!」





「無理だっつってんだろ
昔のは偽りの俺なんだから」




そう…
あの天使が今ではれっきとした悪魔に育っている。






転校してからの佑に何があったかなんて知らないけどこんな悪魔佑じゃね-!!