隅っこに立って
ちらっと真木先輩を見ると、
先輩も反対側の隅っこに立って
外を見ていた。
腕くんでるの…
かっこいい…
明るすぎない赤茶色の髪は
すこしくるっと癖があって、
大きな瞳はどこか寂しそうに
流れる風景を見つめていた。
先輩って
彼女とか…いるのかな。
いるよね。
いないほうが不自然だよね。
どんな人なんだろ…
なんで気になってるんだろ。
ははは…
まあ、あたしなんか
相手にされないって(笑)
あたしも外を見つめた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…