だが…


だからといって

どうすればいい?



僕に出来る事は…



彼女は…

彼女の気持ちは…



僕はそんな事を考えながら

家に帰り、

とりあえず眠りについた…




翌日…


彼女と会ってちゃんと話を

しようと、

連絡を取った。




彼女を迎えに行き、

近くの公園の駐車場に

車を停める。




「姫乃…
昨日はなんかゴメンねっ…
突然の話で驚いてしまって、
何をどう話せばいいか
わかんなくて…」



そう謝る僕に彼女は…



「ううん…私こそ…」



っと気まずそうに言い、

少しうつむいた…



昨日聞けなかった

詳しい内容を聞き、

状況を理解した。



そして…


お互いに想いは同じ事も…




「姫乃…僕は…
どんな理由でも、離れる
のは嫌だ…」


「私も…離れたくない…
けど……」



「好きなんだ!
今までこんなに誰かを好きに
なった事ない…
どうしようもないくらい
好きなんだ…」



僕は…

今までに伝えた事の

ないくらいハッキリと、

自分の想いを

伝えた…



そして…


同時に決意した…



彼女と…


結婚しようと…




「雅人…ありがとぅ…
こんな私に…
私も大好きだよ!
でも…」



涙ぐみながら

そう話す彼女…



しかし僕は、

その彼女の言葉を

抑える様に…



彼女にキスをした…




彼女の頬を伝う涙が

僕の頬も濡らしていく…

まるで…

僅かな頬と頬の隙間を

埋めるかのように…



そして…


彼女の瞳を一点に

見つめながら、

僕は言った…



「姫乃…結婚しよう!」

っと…