その後は、何が何だか理解できないままに……



「えっと…高校?」
「ああ…このまま奥さんって感じが、俺としてはベストなんだが……」




話は、かなり私の知らない間に進んでいるようだった。




少しずつ…話ますね!




まず…私の身元保証人が、藤堂さんになり一緒に住む事になった。




藤堂さん的には、養子縁組をする予定だったらしいが結婚を思案して今は身元保証人って感じ?



(私の意見など、聞く気はないんだね…それに、あんなにも悲しみが一杯だったのに…そんなに嬉しそうな顔されると…)



数分前が……何だった?って感じるけど 感じた事は現実なんだというのだけは………今も変わらずに思っているから、世界一大切で愛している人以外 甘えることは…ない。


「いらっしゃいませ!」



…………一ヶ月後



私は、何とか高校編入試験もパスして翼と同じ… 〔鬥屑(とうせつ)学園高等部〕に無事入学してあえて部に入らずに今まで通りバイトをしている。



翼はどうなったかって?



最初知った時は…無言で暗雲が覆っていたけど。
流石と言うべきか…やっぱりと言うべきか。



『あんな、おやじに負けないもんね~!』などと相変わらず私に、抱き着いたりじゃれる…けど私は以前よりそれも楽しんで受け入れられるようになっている。




藤堂さんの立場上…周囲からの反感は多いらしいけど、全て跳ね返して私を守っているせいか最近は傍観(事の成り行きをみてる?)しているようだ…相変わらず仕事は、忙しいけど。




……今……私は凄く凄く幸福だと思う…この先…何があっても私は藤堂さんと共に……………。