「そうだ、見て♪」



携帯を取り出して、待ち受けを俺に向ける。




あ、昨日のケーキの…写メ?



「毎年のもあるけど…昨日のは、すーっごい特別だから!」



オレンジジュースを片手に、目をきらきらさせて言うはるは、小さい子供みたい。



「来年にプレッシャーかかるわ」



「それって、来年も一緒ってことだね?」




「…当たり前」




頬にキスを落とすと、


『やっぱ変態〜』


って、優しく笑った。