「まーなちゃん」


「なーぁに」


「‥まーなちゃん!」


「ふふっなんだ!」


「なんか疲れた〜」



浅野がそんなこと言うのは珍しい

ほんとにつかれてんだ



私は抱き着いたまま背中の手を右手だけ
浅野の頭にまわしてよしよしする



「今日もお疲れ様。毎日暑いのに‥。うちに会うのもしんどかったんじゃない?」



浅野は体を離してお互いのおでこと鼻を
くっつけて私のほっぺを両手で包んだ



「んーん。今日はどおしても神田に会いたかったんだ」



そう言って軽くキスをした