こう言って、ゆっくりと俺の方を見つめた。

チークなのか、ただ照れて赤いのか。
加奈の頬が赤く染まっていた。
まるで、熟したリンゴのように。



『…俺に?会いたかったって?』



俺は白い歯を見せて加奈に極上の笑顔をプレゼントした。



『うん…会いたかった…』



俺は加奈に手招きをすると、加奈は嬉しそうに俺に抱きついてきた。


俺も加奈を抱きしめる。加奈から香る、香水のいい香りが、ムードをつくる。



『いい子だね』



『ね、怜?抱いてよ…』



そんなこと言ったら、
抱かずにはいられないだろ?


俺は加奈をソファーに押し倒し、衣服を剥ぎ取った。


加奈の体が俺の目に飛び込んでくる。



『電気、消そうか?』



俺がこう言うと加奈はこくん、と頷き目を閉じた。



そして俺は暗闇の中、
また女を抱いたんだ…