「ねーねー、あたし三浦 花(みうらはな)っていうの。友達にならない??」
担任の話が退屈になり、空を眺めていると、前の席の女の子が喋りかけてきた。
「うん。私は水澤キイ。よろしくっ」



それからずっと花と喋っていた。中学の話とか先生の話とか。
「式の時に、体育館の端にいた人かっこよくなかった??」
「あー、分かる!!花が言いたいことめっちゃ分かるよ!!小麦色の肌とか好き!!」

どうやらあたしと花は、考え方が似ているようだった。