「気になってるんでしょーっ??」
「いやいや!!ありえないでしょ。まだ学校始まって数日しか経ってないし」
冷や汗が垂れるのを、背中に感じながら否定する。
「どぉかな??まぁ星野君って結構みんなに優しそうなとこあるしあたしは応援するよ??」
何だか、花は私が星野君を好きだということ前提で話を進めているようだ。
恋ばなが好きだと言わんばかりのその輝きを放つ瞳。
何とも、、、この瞳に見られながらの1時間はやりにくいものがあった。



「じゃあ私は空き教室に呼ばれてるから行ってくるね」
「うん!!じゃあ先帰ってるね」
放課後、にやにやしながら手を振る花。
「だから好きじゃないよっ」
なんて笑いながら手を振る私。