「だから、花のことよく知りもしないくせにごちゃごちゃ言ってんなってこと。
私はあんたらと話したいとは思ってない」
私は冷静に怒鳴ってやった。おかげで教室は静まりかえった。
「あ、ごめん、、、。あたし達そんなつもりじゃ、、、」
謝っているのだろうけど、授業の始まりのチャイムで声が掻き消されていた。


私は何も言わずに教室を出た。むしゃくしゃしていた私は雨の日だっていうのに、何も考えずに屋上へ向かった。
‘ガラガラッ!!’
勢いよく開けた扉の先には、気分が更に悪くなりそうな雨の景色が現れた。
「、、、、」
、、、濡れたら、もやもやした気持ちも洗い流してくれそうな気がして、、、、


雨の中に飛び込んだ。