私は掟が大嫌い。人間界ではとても自由になんて生活できない。

だけど魔法使いは、一定の期間家族で人間界に行き、修業をしなければいけないらしい。


「シイのためにも、俺らが頑張ろうな」
、、、、。
お兄ちゃんの言葉で私の手が止まる。
それに気づいたのか、お兄ちゃんはフッと優しく笑い、
「大丈夫。シイは助けられるよ」
そう言ってくれた。
「うん。作戦、立てなきゃね」