-姫宮菜月(ヒメミヤナツキ)-

『どぅして…コウキな、の?』

『なんでアンタじゃなかったのよぉっ!!!』

『おか…さん…っ』

『なんで…なんでょ…!』

パシン--

あの時の頬の痛みは、忘れることができなくなった。

ハッキリと、覚えてる。
お母さんの狂った顔も…