俺は、寝ている陽菜が倒れないように、ゆっくり体を退かした。



「俺が戻って来るまで、絶対にいなくなんなよ?」

「……うーん…」



返事したつもりかよ?

寝てるくせに…



俺は自習室に陽菜を残して、ある場所へ向かった。



,