思い出すと、俺はやけになってたんだな…

周りも確認してなかったし…


まさか、陽菜に見られるとは思いもしなかった。



恭平が陽菜の名前を呼ぶ声が聞こえたときは、一瞬何が何だか理解できなかった。


ただ、ドアのガラス窓から見えたのは…

唖然と立ち尽くすアイツらの姿だけだった。


そこには、陽菜がいなかった。



でも…


アイツは…いたんだよな?




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