「おぉ、二人ともご苦労さん」

「岩ちゃーん…」



なんでそんな笑顔作れるのよ、二人とも!!



「よし!
他のクラスまで頑張ってくれたから、二人にはジュースおごってやろう!」

「きゃーっ
岩ちゃん大好き!」

「…ありがとうございます」



ん?

今、成弥に間があったような…


まっ

気のせいだよね?



「…と、言いたいが、今から俺は会議だからなぁ」

「岩ちゃん、取り消しなしだよ…」

「五百円やるから、二人で仲良く自販機行って買いなさい」

「ありがと!
大好き岩ちゃーんっ」

「……………」

「お釣りはいいからなぁ!
さ、行って来い!」



私達は岩ちゃんから五百円玉を受け取った。



岩ちゃんナイスっ!

ひどいけど、恭平君来なくて良かったかも~


なんて笑顔で考えていると…

ルンルン気分で歩いていた私は、後ろを歩いていた成弥に手を引っ張られた。



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