「おー、張り切ってるなぁ。
さすが、うちのメイン!」
「九条君っ!?」
声のした方を振り返ると、九条君がいた。
あれから、私達は何も変わらない。
気まずくなることもなく、そのまま仲良くできている。
「はい、二人には買い出し頼む!」
「えー…っと?」
「まっ、頼んだから、よろしくな!」
九条君はそれだけ言うと、私に紙切れを渡して戻って行った。
クラス委員の九条君も忙しそうだけど…
なんだか、生き生きしてる。
「陽菜、九条とはどうなったの?」
「どうもないよ。
今まで通り♪」
私が笑顔で答えると、栞は不思議そうな顔で困っていた。
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