「ピンク」

「それもパステル系だね」

「ははっ
中学生みたい」



ゔ…やっぱり…?

私って、そんなに童顔…?



て言うか…

3人に聞いた私がバカだった?



「もういいよ!!」



言いたい放題言わせると、私が傷付く!!


えー、と声を揃える3人…恭平君と賢君、廉君に背を向けた。



「陽菜ちゃんなら、何でも似合うよ」

「意外と落ち着いた色でギャップつけたりとか…」

「髪型によって与える印象も変わるだろうし、ね?」

「せっかくの綺麗なロングなんだから、生かしちゃいなよー」

「…ほんと?」

「「双子は恭平と違って、嘘つきませーん」」



同情なのか、お世辞なのか…

どちらにしろ、私は素直に嬉しかった。


自慢の髪だったし…

褒めてもらえて嬉しかったんだ。



「おいっ
俺は嘘なんて…」

「高峰、嘘つきまくりじゃん」

「…深川…っ」



栞を見て、嫌そうな顔をする恭平君。



この二人…

仲が良いのか、悪いのか…



,