早速クラス表から自分の名前を探りだす。


「な、な、なか、なかはら、なか、なかの、あった!中野由美。」

「1年4組かぁ…。友達沢山出来るかなぁ、高校生だし…!!彼氏トカ出来ちゃったりして」


「ゆーみー」

おっと、いけない。
入学式が始まっちゃう所だった。

小走りで母の元へ駆けて行った。