束縛される事で、彼方もわたし
を想ってくれてるのかなぁなん
て勝手にいい方に考えちゃった
りして。
ひとりで、にやけてしまうんだ。
「心和!!何にやけてる
のよ~。」
「何でもないよ!!」
「言いなさいってば。」
留衣がわたしに詰め寄る。
その留衣ちゃんも、この頃は
同じクラスの近藤君とLOVELOVE
なんだよね。
「ねぇ心和、今日付き合って
ほしいんだ。」
「いいけど。どうしたの?
改まって・・・。」
「う~ん。まぁ放課後ね。」
「うん。」
留衣が近藤君に呼ばれて、
飛んでいく。
わたしは、携帯を手にして
メールを打つ。
だって、ちゃんと報告しとかない
と彼方怖いんだもん。