一度は、諦めた幸せ。
彼方との時間。
わたし達は、離れていた時間を
埋めるように愛し合った。
一秒も一緒にいる時間を無駄に
出来なかったんだ。
【幼なじみ】この関係に甘えて
いたのかな。
いつも、どんな時もそばにいれる
って思いこんでた。
初めて離れて見て、彼方の事を
今まで以上に愛おしく思えたんだ。
わたしは、重なり合うふたりの
吐息に、絡み合う指に。
愛を感じる。
彼方の体温とわたしの体温が
上昇していく。
赤く、火照る身体を愛おしそうに
抱きしめられながらわたしは、
眠りにつく。
ふたりの大切な時間。
愛しい時間。