昨日までの幸せは何だったんだ
ろう。
生徒会室に呼び出された俺は
何も疑いもなくついていった。
疑わなかったのには、訳がある。
この頃忙しすぎる、生徒会の
仕事が山積みになっていたから。
そして、彼女が副会長だったから。
それなのに、彼女は生徒会室に
入るなりカギを閉めたんだ。
別れた後、心配していたような
事はなく、普通に過ごしていた
俺達。
その彼女の豹変ぶりにとまどった。
俺に抱きつき、むりやりkissを
する。
俺が、拳で拭うと、薄ら笑みえを
浮かべて笑うんだ。
「今さら何よ。あの頃はあんなに
激しく求めあったじゃない!!」
彼女らしくない言葉に彼女らしくない
態度。
「カンナ。」
別れてから初めて彼女の名前を
呼んだんだ。