強くなんてなくて。

今も彼方を求めてる。


でも、わたしがいるから、

わたしのせいでみんなが悲しむ
んなら、わたしが消えるしか
ないじゃない。


生命にはかなわない。

いくらわたしが、頑張っても。

新しい生命を選ばないような
男なら最初からこんなに愛した
りはしなかったと思う。


彼方の苦しみが少しでも楽に
なるならわたしは、それでいい。


そう思える人なんだ。

わたしがただひとり愛した男は。