愛する気持ち

早く帰ればいいのに！

だんだんイライラしてくる

すると ばあさんが

「あー 和恵ちゃんいらっしゃっい 晩御飯食べて帰りなさいね！」

と言う

「いいんですかぁ？」

「いいよ いいよ 遠慮しないで」

ばあさんには前に和恵とやってるところを見られて それから 別れてるのに 昔人間だから
【傷ものにした】【責任取れ】と言う

だから和恵もいい気になってんだ！

今の時代 そんな考え方ないよな！

拒否・・・☆

星哉くんからＴＥＬ

うちへ来たか？って そうだよ行ったよ

だけど・・・会わずに帰った

和恵さんとの関係を知りたい

だけど 聞けない

だって わかってることだもん！

星哉くんちに出入り出来るんだから それなりの関係だよね

その夜は眠れなかった

沙穂に相談したら

「前から言ってるけど自信もちなって！あんた告られたんだから」

と 言うだけ・・・

ホントにあたしのことを好きなんだろうか！

星哉くんの学部へ様子を見に行った

次の日も星哉くんは休んでるみたいだ

調子悪いのかな・・・少し心配だ

昨晩のＴＥＬでは元気そうだったのに

後でまたＴＥＬしてみようか・・・

あたしは医学部を後にした

少し進んだところで

「あら・・・彼女さん」

と 和恵さんに声かけられた

「星哉は大変だったわね！あっ あなたは行ってないのよね」

と 意地悪っぽく言う

あたしは何も返答出来ず ただ黙ってるだけ

それに付け込んで和恵さんは言ってくる

「晩御飯までご馳走になって帰っちゃった あっ！星哉があなたには内緒にしろ！って言ったんだった・・・聞かなかったことにして」

あたしに内緒？

嫌な気分になった

晩御飯とか一緒に食べるってことは 家族公認ってこと？

まあ　おばあさんには気に入られてるのはわかってるが・・・

それだけ言うと和恵さんはあたしの前から消えた

「なに あれ！感じ悪いわね」

「訳わかんない！！！」

「愛美 遠慮することないわ 今日も武田先輩休んでるんでしょ あんた彼女なんだから行きなさいよ」

「・・・でも」

「でもじゃないでしょ！」

と 押され行くことにした

行く前に星哉くんにＴＥＬを入れた

「待ってるから」

と 言われて ちょっぴり嬉しくなる




家の前に着き 大きく深呼吸をした

すると門の中から

「何してんの？」

と 星哉くんが

あっ！見られた(>_<)