あたし
松田愛美 大学2年生19歳
平凡な毎日を暮らしている
彼氏?
彼氏なんて大学に入ってからは全然!恋人と呼べる人が出来ないと言うか・・・
友達はそれなりにいるんだけど・・・
「今日も武田先輩を拝見出来たね きっと 運がいいよ」
「そーだね!」
武田先輩とは
武田星哉 一つ上
学部はあたしと違って医学部で イケメン!更にお金持ちの家庭で あたしたちに取って 高嶺の花
挨拶出来たらラッキー(*^▽^)/
それだけが精一杯!なのだ
ちなみにあたしは
薬剤師になりたくて薬学部
あたしの家庭は4人家族だった
父親と母親があたしが小さい頃離婚し 兄は父方あたしは母方に離ればなれ
そして母が水商売をして私たちの生活を成り立たせている
だから あたしは母親に迷惑をかけたくないから奨学金を借りてこの大学へ進んだ
「愛美〜!今日サークルは?」
「あたしは今日パス!バイトが入ってるから」
そう!あたしは週に3回ケーキ屋さんでバイトをしている
「わかった!頑張ってね」
「うん 沙穂もね!何か変わったことがあったら連絡して」
今日は講義が長くなってしまって バイトの時間まで間に合わないかも・・・
走った!!
とにかく人をかぎ分けて・・・
すると目の前に
な・なんと!武田先輩が
もうスピードのあたしはブレーキが利くわけもなく
武田先輩に向け突進!!
「イテー!!!」
「す・すみません!
だ・大丈夫ですか?」
「・・・・・」
「痛いですよね」
「当たり前だろ!!」
「本当にごめんなさい」
あたりに散らばったかばんの中身を拾い始めた