その子の名前を聞いたら、吉原結花っていうらしい。


結花は、俺が勉強を教えたお礼がしたいと言った。


別に、たいした事はしてないし、お礼なんて...って思ったけど

俺が、別にお礼はいいって言うと、結花は、なんとなく悲しそうな顔をした。



そんな顔されちゃあな...。



そこで、俺はある事を思いついた。




これから毎日、放課後はここに来る。




それが、結花からのお礼。


結花は、そんなことでいいの?なんて言って、きょとんとしてたけど、俺からしたら十分だった。