「おぉ!!全部合ってるじゃないか。」

「えっ、ホントですか!?」

「ホントだよ。お前数学苦手なのに頑張ったなー」



すごい...
先輩のおかげだぁ...。


先生に褒められて気分がよくなった私は、そのまま早足で図書室に向かった。

先輩いるかな...





ガラッ



少し息を切らしながら周りを見渡すと、いつものに先輩がいた。


「先輩...?」

先輩は寝てるみたいだ。
しんとした図書室に、先輩の小さな寝息が私の耳に入ってくる。