「...なんで笑ってんの?」




「えっ...?」



声が聞こえて、後ろを振り向くと
金髪の先輩が、俯せのまま私を見ていた。



えっ...!?


急に先輩に話しかけられて、かなり驚いてしまって、答えようと思っても、うまく言葉が出てこない。



「あっ、えっと...」


私がおどおどしていると、先輩が口を開いた。



「...そんな怖がんないでよ」




そう言って、軽く笑った先輩を見て、胸がドキってした。




「あっ、いえ...怖いとかじゃなくて、ただびっくりしちゃって...」