すると足音がして

先輩は、私が見ていた事を知ってか知らずか、私の後ろの席に座った。


一瞬ドキっとしたけど、何事もないように平然を装い、プリントを解いていく。





やっと半分くらい終わった所で、ふと窓の外を見る。

今日はホントに風が気持ちいいなぁ...


そんな事を考えていたら、金髪の先輩の事が頭に浮かんできた。



先輩って、なんでいつも図書室にいるんだろ...


本とか読むようなタイプには見えないし...




見た目だけど、なんか図書室って言葉が似合わない


「ふふっ...」




自分で考えた事がなんだかおかしくて
つい声に出して笑ってしまった。





するとその時、
後ろから声がした。