「あっ...」



思わず声が出てしまった。


だって、金髪の先輩をちゃんと見るのは初めてなんだもん...。


初めて見た先輩の顔は、なんというか...すごくキレイだった。

もちろんカッコイイとも思うし、
男の人にキレイって言葉を使うのはおかしいけど、思わず見とれちゃうような顔だった。




なんか、先輩の周りだけ雰囲気が違うみたいだ。



ずっと見すぎて、視線を感じたのか、先輩の目が私に向く。


ヤバっ...!!


私は慌てて顔を伏せて、シャーペンを動かす。